Journey's Journey

旅に生きる一人の大学生のお話

地獄で仏は現れる(迫真)

2016/8/16

北海道えりも町~北海道広尾町

 

こんばんは

ジャーニーです

つらつら書きます

 

ついに今日から本格的に北海道が雨雲に覆われました、昨晩も見つけた寝床が深夜から降り始めた雨で浸水され、移動した先でもまた浸水され、最終的に軒下で体育座り睡眠をかましました。昨日の大移動で疲労しきった身には大変な快眠ぶりで、明らかに睡眠の質は低いし、時間も不足してるはずなのに今自走最速の早朝起床を果たし、なしうる限りの雨装備に身を包み、この先50㎞以上もの間補給拠点なしとの情報を聞き付けたので、セコマで昼飯を買い込んで本日のハイライトである襟裳岬を目指しました

襟裳岬はまぁまぁよかったです、時化てたけど一応景色は見れましたし、風の岬の名の通りありえんくらい風圧は強かったですね

問題はこの後です

襟裳岬を発って釧路方面を目指してR336を進むと、海岸沿いの黄金道路とかいう部分が雨による影響で通行止めとか抜かしやがる、通行止めの任に当たってるおじさんが「一応キミがこっちに向かってるって情報はあったから待ってたんだけどねぇ…もう閉めちゃったよ」とのこと、だったら通せよ[emoji:B57]とか思いながらも通れないものは通れず、とは言え引き返すのは日高山脈をぐるりと迂回する愚行、雨量が収まれば規制解除されるだろうとの期待のもと忍耐強く待機する運びとなりました、幸運にも天気予報に反して雨は収まりを見せ、数時間ほど昼寝をかました夕方には規制解除されたのでさっさとこんなとこから移動してやるとの思いのもと、十勝方面の襟裳岬最寄の町、広尾町に辿り着いて今に至ります

町に着けたとは言え、明日からは台風による荒天か予報されており、寝所確保が緊喫の課題でした、しかしすでに日も暮れており雨もぱらつくなか嵐をやり過ごす最適野営地を見つけ出すのは相当な困難、とりあえず風呂だけ済まそうと思って、町唯一の日帰り湯旅館で途方に暮れていたところ、ご主人がツいてないねキミと言いつつ、笑いながら泊まっていきなさいと言ってくださり、感動にうちひしがれながら今割り当てられた部屋にて咽び泣きしております

 

雨中行軍は覚悟してました、全自走ですものそういうこともありましょう、自分としても前々から雨天でも継続可能な自走方法について考察を深めてあったので、雨の中走ることそのものはまだいいんです

けどまさか走ることすら叶わないとは精神的ダメージは計り知れないものがありましたね、信じられない気持ちでした

 

今日はご主人のご厚意に心の底から感謝しつつ、しっかり休ましてもらおうと思います

 

ps, 雨中ランについてはある程度の対策法が確立できたのですが、雨中野営についてまだまだ試行錯誤が必要だと感じております、なにか良い知恵があれば教えて下さい